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『レッドマン』に至って、いよいよ最終的な『ウルトラマン』の形状が見えはじめるが、それでもまだ人面獣身のギリシャ彫刻ふうのそのイメージはディテールがすっきり洗練されていなかった。『ウルトラQ』に続いてTBS側のプロデューサーだった拵井巍は、「怪獣」という柱で『ウルトラQ』の路線をつくったときにならい、成田のデザイン画をもっとシンプルでインパクトのあるものにするように注文した。
具体的には、メタリックな色でイメージをまとめることなどである。ブルーバック合成にも銀色は適していた。こんな二転三転を経て『ウルトラマン』のデザインが決定されるにあたっては、TBSの編成局の意見が強く反映されたという。
『レッドマン』が煮つまって来たとき、成田さんがギリシャ神話ふうの妙なメガネをかけたような形を描いてきたんです。そこへTBSのアメリカ帰りの面々、編成局企画部の大谷乙彦さんたちが見えて、ワーッと強烈な意見を出された。なんでも局から憲兵隊みたいな人たちが来るぞ(笑)と現場では言われたりしましたが、そういうアメリカの支局などでいろいろなものを見て来られた方たちが輸出向けを考えてデザインに意見を出された。「今の形では外国人には受け入れられない。もっと無表情な鉄仮面のようなものの方が謎があっていい」とか、そんな議論をかなりまじめに延々とやった。それがよかったと思うんです。その議論の後で、突如それまでの形がポーンと壊れて、今のデザインが出てきた。これまで誰も取材しなかったけれど、大谷さんたちが絡んだことが、成田さんがあそこまでガラッと一八〇度発想を転換するきっかけだったわけですね。直接的には成田さんが描いたものだけど、あのデザインはそんな現場以外の人も含めたスタッフ全員の発想ということになると思います。
(中略)
いずれにしても、『ウルトラマン』は大谷ら編成局の強力な示唆を受けて、輸出を見こした特異なデザインを施された。『ウルトラQ』でも海外へのセールスは試みられていたが、『ウルトラマン』ではカラーテレビが普及したアメリカへのセールスを前提にして、作品をカラーで撮影することが決められていた(六九年の映画『真夜中のカウボーイ』では、さっそく劇中のカラーテレビに『ウルトラマン』が映っている)。
一方、成田亨は『ウルトラマン』のフォルムについて「キリコの絵画にみられる卵形の顔とギリシア彫刻にみられるアルカイック・スマイルの統合」(実相寺昭雄『ウルトラマンのできるまで』筑摩書房)と解説しているが、このように『ウルトラマン』は作家的創意とセールス的意図の両面からきっぱりと欧米型ヒーローを目ざして設計されたという点が画期的なのだ。
(中略)
この企画段階に参加していた飯島敏宏は、現在の『ウルトラマン』のイメージが出てきたときにはかなり違和感をもったらしい。
僕は現在の『ウルトラマン』のデザインについては、当初むしろ反対の立場にまわっていたんです。「自分の子供がおびえてしまってダメだ」と。「これは死んでいる顔だ。表情がない」とか言って、最初は唇だけでも動くように作ってもらったんですが、それもすぐになくなりましたね。
成田のデザインをもとに造形された『ウルトラマン』のマスクは、よく知られているとおり、全三九話のなかで三タイプが使われた。初期の『ウルトラマン』は確かに口の部分がラテックスで動くようになっていたが、それは飯島のこだわりゆえのものだったのだ。
ソース:テレビヒーローの創造
注:元の文章にははっきりと書いてませんが「 『レッドマン』が煮つまって来たとき〜」の所は流れからすると、おそらく拵井巍の発言です。
具体的には、メタリックな色でイメージをまとめることなどである。ブルーバック合成にも銀色は適していた。こんな二転三転を経て『ウルトラマン』のデザインが決定されるにあたっては、TBSの編成局の意見が強く反映されたという。
『レッドマン』が煮つまって来たとき、成田さんがギリシャ神話ふうの妙なメガネをかけたような形を描いてきたんです。そこへTBSのアメリカ帰りの面々、編成局企画部の大谷乙彦さんたちが見えて、ワーッと強烈な意見を出された。なんでも局から憲兵隊みたいな人たちが来るぞ(笑)と現場では言われたりしましたが、そういうアメリカの支局などでいろいろなものを見て来られた方たちが輸出向けを考えてデザインに意見を出された。「今の形では外国人には受け入れられない。もっと無表情な鉄仮面のようなものの方が謎があっていい」とか、そんな議論をかなりまじめに延々とやった。それがよかったと思うんです。その議論の後で、突如それまでの形がポーンと壊れて、今のデザインが出てきた。これまで誰も取材しなかったけれど、大谷さんたちが絡んだことが、成田さんがあそこまでガラッと一八〇度発想を転換するきっかけだったわけですね。直接的には成田さんが描いたものだけど、あのデザインはそんな現場以外の人も含めたスタッフ全員の発想ということになると思います。
(中略)
いずれにしても、『ウルトラマン』は大谷ら編成局の強力な示唆を受けて、輸出を見こした特異なデザインを施された。『ウルトラQ』でも海外へのセールスは試みられていたが、『ウルトラマン』ではカラーテレビが普及したアメリカへのセールスを前提にして、作品をカラーで撮影することが決められていた(六九年の映画『真夜中のカウボーイ』では、さっそく劇中のカラーテレビに『ウルトラマン』が映っている)。
一方、成田亨は『ウルトラマン』のフォルムについて「キリコの絵画にみられる卵形の顔とギリシア彫刻にみられるアルカイック・スマイルの統合」(実相寺昭雄『ウルトラマンのできるまで』筑摩書房)と解説しているが、このように『ウルトラマン』は作家的創意とセールス的意図の両面からきっぱりと欧米型ヒーローを目ざして設計されたという点が画期的なのだ。
(中略)
この企画段階に参加していた飯島敏宏は、現在の『ウルトラマン』のイメージが出てきたときにはかなり違和感をもったらしい。
僕は現在の『ウルトラマン』のデザインについては、当初むしろ反対の立場にまわっていたんです。「自分の子供がおびえてしまってダメだ」と。「これは死んでいる顔だ。表情がない」とか言って、最初は唇だけでも動くように作ってもらったんですが、それもすぐになくなりましたね。
成田のデザインをもとに造形された『ウルトラマン』のマスクは、よく知られているとおり、全三九話のなかで三タイプが使われた。初期の『ウルトラマン』は確かに口の部分がラテックスで動くようになっていたが、それは飯島のこだわりゆえのものだったのだ。
ソース:テレビヒーローの創造
注:元の文章にははっきりと書いてませんが「 『レッドマン』が煮つまって来たとき〜」の所は流れからすると、おそらく拵井巍の発言です。
「仮面ライダー555(ファイズ)」 子供より大人が夢中
(中略)
劇場でも、どちらかといえば親の方が夢中で、子供客からは「ファイズはまだ出てこないの」と不満の声があがっていた。
ソース:毎日新聞2003年8月23日
(中略)
劇場でも、どちらかといえば親の方が夢中で、子供客からは「ファイズはまだ出てこないの」と不満の声があがっていた。
ソース:毎日新聞2003年8月23日
東映動画 版権営業部 部長代理 白根基万氏に聞く
●二次利用のロイヤリティーの相場は?
ロイヤリティーでいえば、うちの場合は、商品の小売りの4%、レコード、出版は5%、ビデオは10〜15%、その中でスポンサーの場合は3%というところが大体のところ。アニメをそのまま使う程度が高いほど、ロイヤリティーは高くなる。
ソース:マーチャンダイジングライツレポート1998年8月号
●二次利用のロイヤリティーの相場は?
ロイヤリティーでいえば、うちの場合は、商品の小売りの4%、レコード、出版は5%、ビデオは10〜15%、その中でスポンサーの場合は3%というところが大体のところ。アニメをそのまま使う程度が高いほど、ロイヤリティーは高くなる。
ソース:マーチャンダイジングライツレポート1998年8月号



